株式会社ブイエムシー

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CarSim誕生まで

CAE担当時代③-解析専任者による活用(1979年~)

NASTRANのようなFEM汎用プログラムが世の中で使われるようになると、それに対応したプリポストシステム(自動メッシュ分割と結果の図化ソフト)の開発も並行して進み、いくつかの市販ソフトが出回るようになりました。さらには汎用大型コンピュータに変わって、DECなどのミニコンピュータ、SUNなどのエンジニアリング・ワークステーション(EWS)など、インタラクティブ性とグラフィック機能を兼ね備えた小型コンピュータが普及してきました。それがプリポスト専用機として使われるようになり、さまざまな部品に適用され、発表会や論文で多くの適用事例が紹介されるようになりました。ようやくFEM解析がCAE手法の1つとして実用期に入りました。適用分野も、強度、振動、熱、磁場、流体、塑性加工など広がりを見せて、研究開発の道具としてなくてはならない存在になりつつありました。ただし、この時点ではまだFEM解析は専任技術者の仕事で、設計者が自分の道具として使える状況ではありませんでした。

 

CAEの社内普及という私の任務はまだまだ先が長くなりそうでした。

さて、次回はCADシステムの登場についてお話します。

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